片栗粉の代用でとろみをつけられる?代わりに使える食材4選を紹介!

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片栗粉をうっかり切らしてしまった時に、代わりにとろみ付けができる代用食材はないものか困ったことはありませんか?

わざわざ買いに出かけなくても、いま家にあるもので代用ができたら便利ですよね!

そこで、料理の用途別に片栗粉の代わりになる食材4つを厳選してご紹介いたします。

片栗粉の成分であるデンプンによって、様々な中華料理やスープにとろみ食感を加えることができますが、以下にご紹介する代用食材でもとろみをつけることができます。

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片栗粉でとろみがつく理由

片栗粉とは本来はカタクリ(ユリ科カタクリ属に属する多年草)の地下茎から作られたデンプンの粉ですが、市場に流通している多くの片栗粉はジャガイモ(馬鈴薯)から製造される馬鈴薯デンプンです。

そのデンプン顆粒をほぼ60度以上に加熱すると結晶層が溶け始め、すると粘度が増して糊状になっていきます。この現象を糊化といい、片栗粉を入れる量が多いほど粘度(とろみ)が強くなります。

とろみを付けた料理が冷めてしまうと、いったん糊化したデンプンは元に戻ろうとして吸収していた水の一部を放出するため粘度(とろみ)が少なくなっていきます。

片栗粉の代用でとろみがつけられる食材4選

料理にとろみを付けれる食材を粉物に限定して特におすすめの食材をご紹介していきます!

片栗粉の代用でとろみを付ける①コーンスターチ

コーンスターチの原料と特徴

コーンスターチはトウモロコシから処理されたデンプンからできていますので、フランス料理や中華料理などのとろみ出しに使用されています。

特徴としては、とろみ付けした後は白濁していますが、粘りが少なくさらっとしたとろみになります。

コンスターチは片栗粉と比較すると粘度は落ちますが、プリン、チーズケーキ、カスタードクリームなどの冷めている状態で食べる製菓に適しておりますが、片栗粉をきらしたときの緊急代用としてはさほど違和感なく使用できる代用食材です。

コーンスターチを使うときのコツ

注意したいのは、片栗粉の場合ととろみ付けの方法が違うことです。

コーンスターチのとろみ効果を最大に発揮させるには、まず先にコーンスターチを溶く液体を先に沸騰させてからコーンスターチに加えて(コーンスターチの倍量を目安)、沸騰する手前(約88℃)で火を止めるのですが、沸騰しても問題は無いようです。

片栗粉の代用でとろみを付ける②葛粉

葛粉の原料と特徴

葛粉の原料は葛という大豆の仲間、マメ科のつる性多年草、秋の七草の一つでもあるクズの根から得られたデンプンを精製して粉にした食材です。

葛粉も片栗粉と比較すると粘度は低めですが、使用量と加熱時間を増やせば粘度は増してきます。

葛粉は冷めると片栗粉とは逆に固くなり、白濁があります。

よく使われる食品は葛餅、胡麻豆腐などの練物食品になります。また葛粉は昔から滋養食として知られており、風邪などの病気のときに葛湯を飲んで体を温めたりすることもあります。

コスパに関しては、葛粉は精製するのに手間がかかる分、片栗粉よりも高価になります。

葛粉を使うときのコツ

葛粉も片栗粉のとろみ付けと少し違うので注意してください。

葛粉のとろみをうまく出すには、まずとろみ付けする液体が沸騰している状態のときに水溶き葛粉を少量ずつ注ぎ入れてかき混ぜ、再沸騰したらしばらく煮て火を止める。

とろみ具合によって、再度水溶き葛粉を加えて下さい。

片栗粉の代用でとろみを付ける③米粉

米粉の原料と特徴

うるち米またはもち米を製粉したもので、団子、もち、せんべい、麺類などの原料となるものです。

特徴としては、もちもちとした食感があり、油の吸収率が低く油で揚げても低カロリーに仕上がるさっぱりとした食品です。

米粉に含まれているデンプン成分は全体の8割程度になるので、片栗粉と比べるととろみは弱くなってしまいますので、とろみの強い中華のあんかけなどには不向きですが、カレー、シチューなどの煮込み料理には適しております。

仕上がりの色も片栗粉の透明と違い、米粉は白濁した色になりますので、透明なスープに混ぜる場合は考慮する必要があります。

米粉を使うときのコツ

米粉を少量の水で溶かしてよく混ぜ、ブツブツの塊がなくなったら再度少量の水を足してトロトロの状態にします。

それから、とろみ付けをしたい液体に注ぎ入れますが、片栗粉のように急いでかき混ぜなくてもダマになりませんのでとろみ加減をみながらゆっくり混ぜて下さい。

片栗粉の代用でとろみを付ける④小麦粉

Flour and ears of wheat on a black background. Close-up, bread concept.

小麦粉の原料と特徴

もじ通り小麦を粉にしたもので、70%程度の炭水化物(デンプン)と6〜15%程度のタンパク質でできています。

このタンパク質にはグルテニンとグルアジンという成分で構成されており水を加えて練るととゴム状の物に変化をします。

これが通称グルテンと呼ばれるものでパン、麺、お菓子などに利用されています。

小麦粉には片栗粉にはないタンパク質の成分が、料理の仕上がりを大ききく変えています。

小麦粉はダマになりやすいので、あんかけ料理よりもカレー、シチューなどの煮込み料理に適しております。

小麦粉を使うときのコツ

水や調味料などと小麦粉はよく混ぜて完全にとかしておき、カレーやシチューに加える場合はじっくりと焦げないように高温加熱するととろみがついてきます。

とろみがつかない場合、中でダマになっていることがありますので、一度取り出して溶かしてから加えるか取り除いてしまいます。

小麦粉がダマになっていないのにとろみがない場合は、加えた小麦粉が少ない可能性が大きいので追加するととろみがついてきます。

片栗粉の代用でとろみを付けられる4選まとめ

他にもとろみを付けられる食材はありますが、今回は粉物食材に限定して特におすすめの4つの食材をお届けしてまいりました。

【片栗粉の代用でとろみを付けられる食材4選】

1、コーンスターチ

2、葛粉

3、米粉

4、小麦粉

片栗粉をきらしてしまっても以下の代用食材で代用ができますので、家にあるものがあったら試しにやってみてコツをつかんでみて下さい。

 

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