紛らわしい「hope to」と「hope that」の基本的な意味の違いと、正しい使い方について解説します。
英語の「hope」は「希望する」という意味の単語であり、動詞として「hope to」や「hope that」という形で使われることがよくあります。
これらの単語は同じような意味だけど「使い方」が微妙に異なるので、例文をとおして使い方をマスターして下さい。
まずは大前提となる以下の「意味」の違いを覚えてしまいましょう!
・hope to:未来の行動や計画を示し、何かを達成しようとする意志を表現する際に使われる。・hope that:特定の出来事や結果を願っていることを表現し、直接的な希望や願望を述べる際に使われる。
この記事では、「hope to」と「hope that」の意味や使い方の違いを、例文を交えて解説します。
使い分けできるようになれば、より自然な英語表現を身につけることができますよ。
hope toとhope thatの違い!【意味の違い】
まずは両者の意味を完全に覚えて下さい。
【hope toの意味】
例えば、
という文は、「私は医者になるという目標を持っており、そのために努力する」という意味になります。
この場合、「hope to」は、自分が医者になることを意図しており、そのために努力するというニュアンスがあります。
hope thatの意味
例えば、
という文は、「明日が晴れるように願っています」という意味になります。
この場合、「hope that」は、明日が晴れることを願っているというニュアンスがあります。
hope toとhope thatの違い!【ニュアンスの違い】
ニュアンスの違いが分からない、しっくりと使いこなせませんので、このセクションでは「ニュアンス」に焦点をあてていきます。
「hope to」と「hope that」のニュアンスの違い
「hope to」と「hope that」は、どちらも「希望する」という意味ですが、ニュアンスに違いがあります。
hope to のニュアンス
例えば、
という文では、「hope to」が使われていますが、これは「医者になる」という目標を達成するために、努力する意志や決意があることを表しています。
hope that のニュアンス
例えば、
という文では、「hope that」が使われていますが、これは「明日が晴れる」という出来事が起こることを願っているというニュアンスがあります。
ニュアンスの比較
「hope to」と「hope that」のニュアンスの違いを、以下の表にまとめて整理します。
表現 | ニュアンス |
---|---|
hope to | ・意志や決意。 ・主に肯定的なニュアンスで使われるが、必ず実現するとは限らない。 |
hope that | ・願望や望み。 ・肯定的にも否定的にも使われる。 |
注意するポイント
意志や決意を表す「hope to」は、主に肯定的なニュアンスで使われますが、必ず実現するとは限りません。
一方、願望や望みを表す「hope that」は、肯定的にも否定的にも使われます。
例えば、
という文では、「hope to」が使われていますが、これはあくまでも願望であり、必ず当たるかどうかはわかりません。
このように、同じ「希望する」という意味でも、表現によってニュアンスが異なる場合があります。
hope toとhope thatの違い!【例文で学ぶ】
「hope to」と「hope that」の使い分けを、具体的な例文を使って確認しましょう。
hope to の例文
・I hope to be a doctor.(私は医者になりたいと思っています。)
・I hope to graduate from college with honors.(私は大学を優秀な成績で卒業したいと思っています。)
・I hope to travel the world someday.(いつか世界中を旅したいと思っています。)
これらの例文では、すべて「希望」というニュアンスがありますが、自分が何かを成し遂げたいという気持ちを伝える際に「hope to」が使われています。
hope that の例文
・I hope that tomorrow will be sunny.(明日は晴れるといいな。)
・I hope that you will be happy.(あなたに幸せになってもらいたいと願っています。)
・I hope that we can meet again soon.(またすぐに会えるといいな。)
これらの例文では、すべて「希望」というニュアンスがありますが、何かが実現することを願う気持ちを伝える際に「hope that」が使われています。
hope toとhope thatの違い!【まとめ】
「hope to」と「hope that」は、どちらも「希望する」という意味の表現ですが、使い方に違いがあります。
- 「hope to」は、意志や決意を表すため、主に肯定的なニュアンスで使われます。
- 「hope that」は、願望や望みを表すため、肯定的にも否定的にも使われます。
これらの違いを理解して、適切な表現を使い分けましょう。