昔から「バナナには高い栄養効果がある」と言われていますが、食べごろはいつなのかはよく知らない人も多いと思います。
キレイな黄色の状態で食べるよりも、黒い斑点が出ているときに食べた方が栄養効果が断然高いようです。
この記事では、バナナに黒い斑点が出ているときに食べるといい健康効果について3つ紹介していきます。
そして、黒い斑点と腐ったバナナとの見分け方についても調査してみましたので最後までご覧ください。
整腸効果がある
バナナには便秘や下痢の症状を改善してくれる効果があります。
これは、バナナに含まれる食物繊維をはじめとした栄養素による効果です。
食物繊維は消化器官である大腸の働きを助けてくれる成分であり、野菜などにも多く含まれておりますが、食生活に気をつけていないと不足しがちな成分でもあります。
どうせバナナ食べるなら黒い斑点のあるバナナを食べてこの不足しがちな栄養を補いたいものですよね。
黒い斑点のあるバナナは黄色いバナナと比べて熟した状態で様々な栄養素が凝縮されております。
黒い斑点には「シュガースポット」という名称がつけられております。その名の通り甘み成分が増していておいしく、適度な硬さで食べやすい状態です。
食べごろの甘いバナナを食べて栄養補給ができるなら、やらない方が損ですよね!
リラックス効果がある
バナナには心身共にリラックスさせる効果もあります!
こちらについては、あまり知られてはいないのではないのでしょうか?
バナナに含まれているトリプトファンは別名でセロトニンと呼ばれる成分です。
セロトニンは精神の安定と深くかかわっています。
セロトニンが足りないことがうつ病の原因になるとともいわれております。
栄養がギュッと凝縮された黒い斑点のあるバナナを食べるとこのセロトニンを摂取できるので精神を安定させて体をリラックスさせてくれるのです。
免疫力を高める効果がある
黒い斑点のあるバナナを食べることで健康面への様々な効果が期待できます。
免疫力を高めて病気にかかりにくくするバナナの代表的成分の四つについてご紹介いたします。
各種ビタミンによる健康効果
一つ目は、バナナに含まれる各種ビタミンによる効果があります。
ビタミンには体内に侵入したウィルスなどを退治する免疫機能を正常にする働きがあります。
これらの栄養をバランスよく摂取することで風邪や病気にかかりづらくなったり、かかっても回復が早くなったりします。
カリウムによる血圧安定効果
二つ目は、カリウムによる血圧安定の効果があります。
血圧が高めだけど何を注意して食べればいいか分からない方もいるのではないでしょうか?
そのような方はバナナが血圧の正常化に役立つかもしれません。
カリウムは体内の余分な塩分を体外に排出される効果があります。
余計な塩分が多くあると血圧が上がってしまうので、それを排出することで血圧の急上昇を防止することにつながります。
カリウムは高血圧が原因で起こる心臓病や脳卒中への対策としても注目されております。
抗酸化物質がガンの予防効果
三つ目は、黒い斑点がある熟したバナナにはガン予防効果も期待されております。
黄色いバナナよりも抗酸化物質が多く含まれていて、この物質がガン細胞を壊してくれるといわれております。
バナナが持つ健康効果は以外にもたくさんあり、驚いてしまいますよね!
リン脂質が胃を守る効果
四つ目は、黒い斑点のバナナならではの成分にリン脂質があります。
これは他のフルーツにはあまりみられない成分で、胃の粘膜を守る効果があります。
昨今においては、胃潰瘍を予防することができるとして注目されております。
このように元から栄養が多く含まれるバナナがさらに健康効果が高く、美味しくなたのが黒い斑点のあるバナナなのです!
バナナの味が嫌いな人もおりますが、これはもう食べないのが損ですね!
食べすぎのデメリット
体に良いことが多いバナナですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」でやはり食べすぎには次のデメリットがあります。
バナナには多くの糖質が含まれていて、食べ過ぎを継続すると肥満などの生活習慣病の原因になります。
「果物は体に良い!」というイメージが強く、果物でも食べ過ぎてしまうと逆に病気になるというのは見落としてしまうので注意してくださいね!
バナナの目安摂取量は1日に二分の1本、もしくは週に2、3本程度で良いそうです。
以外に少ないですが、あくまでも目安ですので、1日に1本、多くても2本を日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
腐ったバナナと黒い斑点の見分け方
腐ってるかも?と思いながら食べても落ち着いて食べることができずにリラックス効果など得られませんよね。
では、どうやって熟したバナナと腐ったバナナを見分ければ良いのでしょうか?
次の二つの方法を知っていれば十分です。
触り心地で見分ける
バナナを1本、卵を掴むくらいの力で持ってみて形が大きく変わるほど柔らかい場合は腐っている可能性が高いので食べるのは避けて下さい。
「多少柔らかい」また「ほんの少しだけ指が沈む」くらいなら問題なく食べることができます。
私はこの方法を熟し過ぎないうちに食べきる方法として使っております。
見た目とニオイで見分ける
見た目でかなり黒い部分が多くても、「黒い面」になっていなければ食べられる場合が多いです。
しかし、「黒い面」になっているとすでに腐っている場合がありますので注意が必要です。
「変なニオイがする」また「変な汁がしみ出してきてブヨブヨしている」というような状態になっていたら絶対に食べないで下さい。
この方法は分かりやすので、黒い斑点を気にして食べていない方でも実践していると思います。
適度に熟したバナナの選び方
黒い斑点があるバナナは体にいいことは分かったけど、まだ不安があるという方は、セール品のやや熟し気味のバナナを選んで試してみて下さい。
セール品のバナナは賞味期限切れ間近のイメージで敬遠されがちですが、それこそが熟して美味しい状態のバナナだといえるのです。
本当に腐ったしまったものは売りに出せませんので、買ってすぐに熟バナナを食べるには安くて実用的ですね。
注意して欲しいのいは、セール品は1日2日ですぐ腐ってしまうものもありますので買った日と翌日くらいで食べきってしまいましょう!
慣れてしまえば見た目だけの感覚だけで簡単に判断できてしまいますよ!
まとめ
今回の記事では、なんとなく健康に良さそうなバナナですが、黒い斑点の状態で食べた方が断然お得なことを調べてみました。
日本で消費られるバナナは99%が輸入されたものです。
これによって、バナナは1年中「旬」な果物の一つでいつでも食べられます。
他の果物と比較すると値段も安いので、バナナを食生活で取り入れつつ他の旬な果物を適量食べるのが賢明ですね!