NHKテレビ番組「ガッテン!」で取り上げられた、家庭の中で身近にあるもので簡単に「サビ落とし」と「サビ予防」ができてしまう方法をまとめました。
この記事を読むと次のことについて分かります。
①家にある身近なもので簡単な「サビ落とし」の方法
②家にある身近なもので簡単な「サビを予防する」方法」
それでは、早速身近にあるものとは何かをみていきましょう!
家にある身近なもので簡単な「サビ落とし」の方法
●準備するもの
まずは下記のものを準備して下さい。
- ケチャップ
- サランラップ
- ブラシ(使い古しの歯ブラシでもよいです)
- 歯磨き粉(無くても落ちますが研磨剤の作用でよく落ちます)
ケチャップが無い場合は「お酢」や「レモン汁」等の酸性食品でも代用できるそうですよ。
●手順
番組で紹介された「包丁」のサビを落とす方法を例に以下の手順を沿って行って下さい。
①サランラップの上に包丁を乗せて、サビている部分にまんべんなくケチャップを塗りたくる(ムラが無ければ薄く伸ばせば落ちます)
②サランラップで包丁の刃(サビの部分)を包み込むように巻く(乾燥を防ぐため)。
③30分間放置する(時間が短いとサビが浮いてこないのでキレイに落ちません)。
④ブラシを使ってサビを全てコスリ落とします。この時に歯磨き粉を使用すると、より簡単にサビが落とせます。
⑤サビが完全に落ちたらしっかりと水かお湯ですすぎ洗いをしてケチャップの酸成分を洗い流す。
⑥水分をしっかり拭き取って終了。
頑固なサビは市販の「サビ落とし」や「研磨材」を使わないと落としきれないかもしれませんが、皆さんの身近にある下記の物で試してみて、どうしてもダメな場合に初めて市販品で落とすのがいいですよ!
家にある身近なもので簡単な「サビ予防」の方法
せっかく落としたサビも簡単な予防をしておかないとまたすぐにサビてしまいます。これもサビの原理が分かれば簡単に予防ができます。
結論から申しますと「水分をしっかり拭き取る」ことが重要になります。
鉄がサビる原因は「水」が「酸素」を鉄に結びつけて「酸化(サビ)」させるからです。
要するに「水」または「酸素」が無ければ鉄はサビないのです。
こちらも番組で紹介された「包丁」の保存方法と「ステンレス製シンク」のサビ防止法を紹介します。
●「包丁」等の鉄製品のサビない保管法
サビは水で濡らさなくても、手についた汗や空気中の湿気だけでサビてしまいます。そこで乾いた布などでしっかり水分拭き取った後で、「新聞紙」で包丁を包み込んで保管して下さい。
空気中の湿気を「新聞紙」が吸い込んでくれるので、サビ防止になります。
●台所ステンレスシンクのサビ防止法
ステンレスは単独ではサビませんが、「もらいサビ」といって濡れたままの「缶詰の空き缶」や「鉄タワシ」をシンクに直接放置すると鉄側のサビがステンレス側に乗っかりステンレスの表面の膜(クロム)を侵食してしまいステンレス深部の鉄を酸化(サビ)してしまいます。
予防方法としては、「濡れた鉄製品はステンレスの上に置かない」とこれだけです。
もし今サビがあるまたはできてしまった場合はぜひとも上記の「簡単なサビ落とし」を試してみて下さいね。
●鉄製フライパンのサビ防止法
洗う時は水よりも「お湯」を使った方が水分が残りにくくなります。
洗った後は「空焼き」をして水分をしっかり落としきる。また長期間使用しない場合は包丁のときと同様に新聞紙で包んで湿気からのサビを防止して下さい。
まとめ
今回はテレビ組の「ガッテン!」で紹介されておりました簡単な「サビを落とす方法」と「サビの防止法」についてまとめてみました。
台所の「ステンレス製シンク」のサビは放置していると進行してしまいます。
もし今シンクにサビがあるなら、傷も着かずにお金もかからないのすぐにでもケチャップを使って落としてしまいましょう!