中国に語学留学をしようと思っている人で、どこの地区の学校にしようか迷っている人はいませんか?実は特別な理由がなく場所選びに悩んでいるなら “北京一択” にするのが正解です。
実際に中国留学から現地日系企業への就労経験がある私からその理由をお教えいたします!
もし、あなたが中国中学先をどこにしようか?大学選びは就職に影響するのか?と考えているならぜひこのページを読んでみて下さい。
5年間中国に滞在した私の実体験から、なぜ留学先は北京が良いのかが分かります。そして、あなたも大学選びで迷うことは無くなります。
留学した大学よりもどこに滞在したのか “場所” に興味がある
留学中はもちろんですが、就職や普段の会話の中で中国に留学していた話題となると必ず、「どこで学んだの?」との質問をされますが、「どこの大学で?」という質問は皆無です。中国留学先の3大人気場所の各イメージはこのような感じです。
①北京 標準語(普通語)、北京語(初級、中級者には標準語とさほど区別がつきません)
②上海 上海語
③香港 広東語、英語
北京でなくとも標準語は学べますが、環境による影響はかなり大きいです。現地採用の日系企業に就労後、多くの留学経験者の流暢な中国語を聞きましたが、発音に関してはやはり重慶、広州等その場所独特の訛りの影響を受けておりました。
大雑把に分かりやすくイメージしますと下記の様になります。
■北方出身者の標準語(普通語)は訛りが無いキレイな発音
■南方出身者の標準語(普通語)は独特な南方訛りがある発音
つまり、中国語をどこで学んだかによって「発音は標準か訛りがあるのか?」という先入観をもたれる場合があるということです。
また、現地での就職に関しては場所、大学はあまり関係ありません。重視されるのは、「中国語のレベル」と前職での「専門スキル」となります(現地採用の日本人は第二新卒以上で日本で何かしらの就業経験があり留学で中国語を身に付けた後就業しておりました)。
実際に現地で会ってから間もない日本、中国人と共通して話題となるのが 「どこで中国語を学んだの?」 と聞かれます。
この時の返答は当然 「北京!」 の一言で大学名など一切話題には上がりません。そして地方出身の中国人で北京に行った事のない方は多数おり、首都である北京に滞在していたというだけで一目おかれる事もありました。
北京の大学の同級生は世界各国から集まって来る
留学先でまず最初に交流を持つのは、世界各国から集まる外国人同級生です。せっかくの長期に渡る留学生活ですから、各国の知人ができた方が楽しいですよね。
個人的観測になりますが、日本に留学に来る外国人の方が真っ先に留学先候補として考える場所はどこでしょうか?やはり知名度のある東京を考えるのと同様に中国の首都でもある北京には各国の留学先が集まってきます。
実際に私の学校には米国やイタリア等の欧米系の学生が多数在籍しており、最初はお互い初級レベルの中国を駆使して意思疎通を図っておりました。
特に現地に知人がいる等の理由が無いのであれば、北京の大学を探す事をオススメいたします。
北京は標準語の強制的ヒアリング学習に最適
留学先で学ぶのは一般的に標準語とされる普通語です。中国には様々な方言があり中には外国語と思える位聞き取りができない方言が多々あります。北京語も多少なまりがありますが、発音は標準で綺麗な発音だと言われております。
北京に身を置く事で強制的に耳からは標準語(正確には標準語に限りなく近い)言語が飛び込んでくる事でヒアリング力は強制的に向上します。
例えて話をしますと東京に就学、就労なとで地方から来る方々は出身地の訛りを使っておりません。これは中国でも当てはまり上海や香港などの学校の中では標準語を用いますが、生活の大半を占める普段の生活で耳に飛び込んで来る言葉は標準語とは異なります。
まとめ
●大学選びよりも場所にこだわる: 留学先の場所で悩んでいるならまずは場所は北京に決めてしまい、その後で大学を選ぶと良いです。
●各国から集まる同級生: 日本人ましては外国人の同級生になんかは興味ありません!という方も中にはおりましたが、やはり長い留学生活の中で、外国の方と共に学んでいる中国語で交流できると不思議な感じと共にお互いの中国語スキルの確認ができて楽しいかった思い出となっております。
●ヒアリングの強制習得: 留学すると授業は午前中で終了します。午後または休日は当然街に繰り出す事になります。どんな外国語もそうですが、学校の中で身につけた基礎の実践トレーニングは学校の外になります。飛び込んでくる人々の会話もほとんどが普通語になる場所に身を置く事でヒヤリング力も強制的に習得できます。
以上、中国留学先に迷っているのであれば北京一択です。その後で資金、交通アクセス(北京はバス社会ですが、地下鉄も非常に便利でした)を念頭に大学を決めて下さい。