【カズレーザーと学ぶ】塗るだで痩せる薬の正体とは?美の基準が変わる

カズレーザーと学ぶ。
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2023年6月20日放送の【カズレーザーと学ぶ】で「塗るだけで痩せる薬」について紹介されました!

この薬について語ってくれたのは、免疫学の第一人者の上林 拓(ペンシルバニア大学教授)さんです。

糖尿病を治す薬の研究から、ある免疫ホルモンの特性によって痩せられることが発見されました。

この記事では番組で放送された「塗るだけで痩せる薬」について紹介いたします。

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塗るだけで痩せる薬の正体とは?

女性600に対したアンケート調査によると、以下の結果になりました。

  • ダイエット経験者:86.7%
  • ダイエット失敗者:87.3%(経験者86.7%中の失敗者)

このように多くの女性がダイエット経験がある中で、挫折をしてしまうことがわかっております。

そこで、上林さんのチームが行っている研究で、運動もせず普段どおりの生活を行い、好きなものを食べて痩せられる世界初の方法を発見しました。

それが、学術誌Scieneにも掲載された「肌に塗るだけで痩せる薬」になります。

現在、世界的にも脚光をあびており3年以内の薬の完成を目指していると述べられました。

塗るだけで痩せる薬を見つけた経緯

上林さんの研究チームはもともと痩せる薬の開発研究をしていたのではありません。糖尿病を治す薬の研究から派生した予期せぬ発見が発端となります。

2型糖尿病の研究から発見

本来の研究目的は「2型糖尿病の研究」であり、インスリンの効きが悪くなると血糖値が上がることがわかっております。

この糖が血液中に含まれて血糖値高が持続すると、いろいろな症状が出てくるのが2型糖尿病です。

「インスリン」とは糖を細胞に送り血糖値を一定に保つホルモンのこと

この病気の一番の原因は肥満にあり、免疫反応が重大な役割を果たしております。

肥満の方は一般の方よりも「悪い免疫細胞」の比率が「良い免疫細胞」よりも多いため、インスリンの効き目が悪くなり糖尿病を引き起こします。

理論上ではこれを逆手に取り、「悪い免疫細胞」を「良い免疫細胞」に変えてあげれば2型糖尿病に効果があると考えました。

そこで着目したのが、TSLPになります。

「TSLP」とは腸や皮膚から作られる免疫ホルモンのこと

外部から皮膚に細菌などの侵入者が入ってくると、上皮細胞がTSLPを出して免疫細胞を活性化します。

それと同時に皮膚のバリア機能が向上するので、侵入してこようとする細菌を防ぐことができます。

また、TSLPは「良い免疫細胞」を増やす効果も持っているのでTSLPを使って2型糖尿病は治せるのではないかという仮説を立てたのが「痩せる薬」の発見につながります。

マウスを使った検証

10週間、高脂肪食を与えた肥満マウスにTSLPを注射したところ、体重の低下がみられたが、その結果からある予想とは違う理由が発見されました。

〈検証結果〉

検証体 食物摂取量 糞便カロリー量 放出エネルギー(代謝量)
肥満マウス 多い(約1.5倍) 少ない 標準マウスと同等
標準マウス 通常 通常 通常

このように、運動量と基礎代謝量は同じなのに、肥満マウスの方が食欲があり、食べる量が多いのです。

この原因は意外なところにあり、肥満マウスにはある変化がでていたのです。

それは、中性脂肪とワックスエステルが皮膚から出ていることにより、肥満マウスの毛が濡れたようにピカピカしていたのです。

「ワックスエステル」とは皮脂腺から作られる物質でいわゆる皮脂である

次に行った検証は、皮脂がもともと無いマウスでも実際に痩せるのか同じ実験したところ、痩せないことがわかり皮脂腺から脂肪が出て痩せることを実証しました。

これが、本来の糖尿病を治す薬の研究から派生して発見することになった、「塗るだけで痩せる薬」の研究の始まりです。

TSLPで痩せるメカニズム

TSLPで痩せるメカニズムを順番にすると以下の流れになります。

  1. TSLPが皮脂腺を活性化させる。
  2. 皮脂腺から油が出る。
  3. 皮脂腺は皮脂の基になる脂質分を摂ろうとする。
  4. 血中から脂質分を採取する。
  5. 血中の脂質分が低下する。
  6. 血中の脂質分を補うため内臓脂肪と皮下脂肪から脂質分を供給する。
  7. 体重が現象する。

もう一度わかりやすく〈脂質吸収サイクル〉としてまとめると以下になります。

〈脂質吸収サイクル〉
・TSLPが皮脂腺を刺激し毛穴から脂質が放出すると血中の中性脂肪を取り込む!
・それを補うため皮下脂肪や内臓脂肪を取り込む!
・体重が現象!

人間にもTSLPで痩せるメカニズムは有効か?

結論から述べると人間にも有効ですが、仮に人間にTSLPを摂取する場合は、注射を病院で行う必要があります。

このデメリットをなくすために若林さんらが行っている研究チームでは、上皮細胞からTSLPが作られるので、それを促すことにより体内で活性させることを目指しております。

その方法により、ビタミンD化合物を肌に塗るだけで脂を出して痩せる薬の商品化を研究しております。

これは部分的には痩せることができないが、全身的に痩せる効果が期待できます。

そして、ビタミンD化合物の塗布剤は比較的安価なので、一般消費者に普及させられるように研究を進めている段階です。

・注意事項として、「ビタミンD」と「ビタミンD化合物」は別物なのでビタミンDを摂取しても効果は得られません。

・通常のビタミンDを過剰に摂取してしますと体内に蓄積して毒性も高くなります。したがって独自にビタミンDを買って使用するのは絶対にやめてください!

繰り返しますが、安価で使用できる痩せ薬として、3年後の実用化を目指して開発を進めております。

塗るだけで痩せる薬の正体とは?美の基準が変わる  まとめ

この記事では「カズレーザーと学ぶ」で紹介された「塗るだけで痩せる薬」についてまとめました。

3年後に商品化され安価に手に入るのなら、世界中で売れる大ヒット商品になるのは間違いないのでしょう!

プロボクサーの辛い減量もこの薬によって緩和させる日が来るのでしょうか?商品化が待ち遠しいですね!

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